続・風のとおり道

自己探求と不思議なこと、ヘミシンクの記録です。

シュタイナー・チャクラについて

 

 

 

シュタイナー いかにして高次の世界を認識するかより

 

霊視者は、それぞれに対応する物質体の部位の近くに、霊的に知覚することができます。

これを、「車輪(チャクラ)」あるいは「蓮華」と呼んでいます。これらの器官は、車輪や花と形が似ているので、このように呼ばれます。

まだ、発達を遂げていない人間の場合には、「蓮華」は暗い色を帯びており、静止したまま動きません。しかし霊視者の場合には、蓮華は活動し、光輝くような色彩のニュアンスを帯びています。

霊媒の蓮華に関しても、いくらか同じような現象が見られますが、性質は異なっています。この点については、ここでは詳しくは触れません。

 


チャクラを活性化する以前の心得

① 自分自身の思考の流れを支配すること。
② 思考の場合とまったく同じような首尾一貫性を、行為においても保持すること。
③ ねばり強さの育成。
④ 人間や、ほかの存在や、さまざまな事実に対する寛大な態度(寛容さ)。
⑤ 人生のさまざまな現象に対するとらわれない態度、信頼の気持。
⑥ ある種の人生の均衡状態(平静さ)を獲得すること。

 

この6つの特性を発達させるように心がけないと、魂の感覚器官はいびつな姿に形成されてしまいます。


そうなると、私たちが特定の霊視能力を育成するときに、これらの特性は善でなく悪のほうに向かう可能性があります。

 

このような状態に陥った人は、まわりの世界に対して寛容さを失い、臆病になり、拒絶的な態度を示すようになります。

 

たとえばその人は、ほかの人間の魂の状態を敏感に感じ取りますが、そのためにかえってほかの人を避けたり、憎んだりするようになります。

 

また自分とは反対の意見に出会うと、その人の魂のなかには冷ややかなものが生じ、そのためその人はまったく相手の話に耳を傾けることができなくなったり、相手を拒否するような態度を取ったりします。


以上述べてきたようなすべての事柄に加えて、さらに師から口頭でのみ受け取ることが許される特定の支持を守るなら、それだけ蓮華の発達は速まります。しかし、この6つを守るだけでも、すでに学徒は、事実上、神秘学の訓練を開始していることになります。


また、神秘学の訓練に取り組む意志のない人(あるいは取り組むことが不可能な人)にとっても、ここで述べたような観点に沿って自分の人生を整えることによって、有益な結果がもたらされます。