古代メソポタミアの空 Part 2 シュパ
シュパと言われる星座がありました。
↓↓↓ 研究本から。
シュパは、謎に満ちた星座です。
リングと棒を手にした男神の姿で描かれています。
おそらく、最高神エンリルを表現したものと思われます。
シュパの手からのびたロープは、「荷車」などの星座と結びついており、天の星の動きを制御していると考えられる。
シュパは最高神であり、リングと棒を持っている・・・。
これは、インドのビシュヌ神を彷彿とさせます。
シュパ=ビシュヌ神と捉えてよいかと思います。
シュパは、うしかい座とのことなので、シュパの中には、アルクトゥルスがあります。
最後に研究本から、バビロニアの正月で大祭司によって唱えられた祈りです。
(前略)わたしの主よ、鎮まってください。
荒れ狂う火神、アン神(火星)こそわたしの主です。
わたしの主よ、鎮まってください。
海の水を測るもの、カクシ [サ] 星(狼星)こそわたしの主です。
わたしの主よ、鎮まってください。
上位神たちの主、(うしかい座の)シュパ星(狼星)こそわたしの主です。
(中略)わたしの主よ、鎮まってください。
海の縁をふみつけるもの、(さそり座の)<サソリの胸>星こそわたしの主です。
おわり。